〔NEWS〕 米国主導「テロとの戦い」 中東におけるイランの影響力を強化 英王立国際問題研究所が報告書 日本には調停者としての役割を期待
英紙ガーディアン(電子版、8月23日付け)によると、英国の王立国際問題研究所は、米国主導の「テロとの戦い」がイランの中東におけるパワーと影響力を強める結果を生んでいるとの報告書をまとめた。
(報告書は、同紙記事中のreportをクリックすると、全文を読むことができる)
報告書は「イランが中東における“テロとの戦い”の主要な受益者であることは疑いえない」と述べ、米英のもくろみが裏目に出て、逆にイランの立場を強化することになっている事実を指摘した。
こうしたなかでの日本の役割について報告書は、テヘランに対し、プラグマティックな立場から接近していることが「交渉のブローカー」になる機会を日本に与えることになるかも知れない、と期待感をにじませている。
Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 | Permalink