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2006-08-14

〔NEWS〕 「米国は10月にイラン、シリアを同時攻撃する」 パキスタン情報機関前長官が予測

 パキスタン紙、「トリビューン」(電子版、8月9日付け)が報じたところによると、同国の情報機関(ISI)のガル前長官は8月8日、ラワルピンジで、米国は間違いなく10月にイランとシリアを同時攻撃する、と語った。

 ガル長官はまた、イスラエルは間もなく地上戦を停止させられるが、恐るべき空爆はこのまま続行し、レバノンを瓦礫と化すだろうと予測した。

 長官はさらに米国の現行の「戦争シナリオ」について、
 
 ①政治的・戦略的の両ファクターを持っている
 ②レバノンではイスラエルを「使った」が、負けてしまった
 ③イラクでもしもサダム・フセインの将軍らを買収できていなかったなら、もっとひどい状況に直面していただろう

 と語った。

 長官は「イラン・シリア」後について、サウジアラビアが同じ運命をたどる、そしてそれに続くのはパキスタンだと警告した。

 (大沼・注)
 ISIのガル前長官は、ISIのアタ容疑者への送金問題や、9・11の当日、ワシントンにいて米当局者と協議するなど、「テロとの戦い」のさまざまな場面に登場する人物である。

 ガル前長官が「間違いなく(definitely)」と予測する「10月」とはどのような時期か?

 言うまでもなく、米国の中間選挙を間近に控えた、ブッシュ政権にとって極めて重要な時期。

 「悪の枢軸」への同時攻撃はこれまた間違いなく、ブッシュへの「信任票」を掘り起こすだろう。
 
 米国の底流に太く流れはじめた「反戦」「厭戦」ムードを、少なくとも一時的に逆転できるかも知れない。

 その可能性にかけるためには何でもする。これがブッシュ政権の「唯一の選択肢」(?)である。 


http://www.paktribune.com/news/index.shtml?151249

Posted by 大沼安史 at 09:02 午前 |

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