〔NEWS〕 イスラエルの「臆病」を、米国のネオコンが非難
レバノン侵攻に本腰を入れようとしないイスラエル政府の「臆病さ」に対し、米国のネオコンが苛立ちを強めている。
IPS(インター・プレス・サービス)通信のジム・ロウブ記者が8月11日付けの同通信電子版で伝えたところによると、米国のユダヤ紙、「フォーワード」の外交記者、オリ・ニール記者の指摘にあるように、イスラエル政府と国防軍がより攻撃的な戦争を始めていないことに対して、いつになく苛烈な批判が出ている。
代表的なネオコン論客のひとり、ワシントン・ポスト紙のチャールズ・クラウトハマーは今週初め、「安上がりな勝利を模索していること自体がレバノンでの作戦行動を危機に陥れ、それどころか米国のイスラエルに対する信任をも危機にさらしている」と指摘した。
(大沼・注)
ベイルートを拠点に報道を続ける英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者は、先ごろ、レバノンでイスラエルが勝っていないことを、米国は知らないのか?――と書いていた。
現地の現実に目を向けようともしないネオコンたちの、勇ましい愚かしさよ!
Posted by 大沼安史 at 03:32 午後 | Permalink