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2006-07-05

〔イラクから〕 米軍 ラマディー制圧を断念? 州庁舎に立てこもり 周囲を空き地にして要塞化

 ラマディーでの戦闘の実相が、ニューヨーク・タイムズ紙の従軍記者のレポートで明らかになった。

 同紙(電子版、7月5日付け)が報じたところによると、ラマディー市街中心部になあるアンバール州の州庁舎は米軍のものとなっているが、武装勢力による抵抗が激しいことから、立てこもり戦術に切り替え、周辺の市街地をブルドーザーで「空き地化」して、長期戦に備える方針だ。

 現地に3年も駐留し続けてきた米軍が、ついにラマディー市内の制圧を、事実上、放棄したことになる。

 同紙の従軍記者によれば、海兵隊が陣取っている州庁舎はトイレが壊れるなど悪臭がひどく、兵士たちはバッグに排便し、外に運び出して燃やしている状態だ。シャワーもほとんど浴びることができず、劣悪な環境下にいる。

 しかし、日中、摂氏48度にもなる外に一歩出れば、武装抵抗勢力の狙撃に遭うなど、危険はいっぱい。このため、現地の海兵隊は州庁舎の周囲の建物をブルドーザーで撤去し、空き地の安全地帯(グリーン・ゾーン)をつくって立てこもりを続ける方針だ。

 海兵隊の負傷者も続出している。

 ニューヨークのブロンクス出身のデル・ガウディオ大尉は、同紙の記者に対して、部下の上等兵4人が負傷した、と語った。

 ふくらはぎを撃たれた上等兵、足を撃たれた上等兵、顔面に砲弾の破片を食らった上等兵、のどに砲弾の破片を受けた上等兵。

 州庁舎に陣取る海兵隊は「キロ中隊」。
 庁舎内の壁に中隊のTシャツが貼ってあり、そこにいろんな書き込みがしてあるという。

 そのひとつは、こう戦場の真実を告げている。

 「キロ中隊。癌よりも多くの人間を殺す(killed)」 


http://www.nytimes.com/2006/07/05/world/middleeast/05ramadi.html?hp&ex=1152158400&en=104e94f70fcc90a0&ei=5094&partner=homepage

Posted by 大沼安史 at 04:22 午後 |

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