〔NEWS〕「わたしの街がまた燃える」 ベイルート、「ゼナの日記」
英紙ガーディアン(電子版、7月19日付け)は、イスラエルの攻撃下のベイルートにすむ、30歳の女性アーティスト、ゼナ・エル・カーリルさんの「日記」を掲載した。
全文は⇒参照。
以下は拙訳によるその「初日」の部分の抜粋。
○ 7月14日
午前3時28分。イスラエルのジェット機の音で目が覚めた。ベイルートの街の上を低空で飛行している。ようやく寝入ったばかりのところを。わたしは一晩中、考え続け、胃に痛みを覚えた。恐怖を。ジェットの轟音が響いたのはそのときだった。爆発、また爆発。遠くから朝の祈りが聞こえて来た。
わたしはいま家に。友人らが我が家に避難して来た。その多くが外国人。みんなわかり合おうと話をしている。自分は誰で、何を、何故。でも、みんな、平気でいようとしている。平気でいる。これがレバノン人が20年もの戦争をくぐり抜けてきたやり方だから。空港はどんなふうに燃えているだろうか、とジョークを言った。免税店にはアルコールがたっぷりあるので。
(中略)
追記:1時間も経たないうちに、これまで9発のミサイルがダヒーヤに撃ち込まれた。ベイルートで停電する地区が出て来た。空は赤く燃えている。わたしはダヒーヤの人々のために祈る……ものすごい、ほんとうにすごい爆弾の爆発音。これでたぶん10発目。
(中略)
レバノンはイスラエルによって再占領されるはずがない。
信じようと信じまいと、朝日はまた昇り始めた。そしてわたしは、たしかに鳥たちの囀りを聞く。
Posted by 大沼安史 at 02:17 午後 | Permalink

















