〔イラクから〕 米軍 ラマディーを包囲 市民 脱出を開始 第2のファルージャの恐れ
米ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版、6月11日付け)によると、スンニ派武装抵抗勢力の拠点、ラマディーに対する米軍の攻撃が近く開始される模様だ。
米軍は現地に1500人を増派し、イラク政府軍とともに包囲を終えており、掃討作戦はすでに始まっている可能性もある。
この点に関して、米軍当局者は肯定も否定もしていない。
こうしたなかで市民がラマディーから脱出する動きが出ている。
ファルージャのような悲劇の二の舞を恐れているのだ。
アルアンバール州の州都である人口40万のラマディーは、武装ゲリラが公然と活動するレジスタンスの拠点。
前州知事のガウード氏は同紙の取材に対し、「状況は破局的だ。行政サービスも電気も水もない」「ラマディーの市民はふたつの悪疫にとらわれている。それは武装勢力と米軍・イラク政府軍だ」と語った。
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http://www.latimes.com/news/printedition/la-fg-ramadi11jun11,1,1577717.story
Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 | Permalink