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2006-06-01

〔イラクから〕 サマラでも住民虐殺 生き残った一家の主、ロイター通信に証言

 「ハデサ事件」に続き、サマラでことし5月4日に起きた住民虐殺事件が、ロイター通信の報道で明るみに出た。
 妻と2人の子を米軍に殺された一家の主が、同通信社の取材に対し証言した。

 証言したのは、ゼダン・カラフ・ハビビさん(66歳)で、妻のジャスミンさん(60歳)と、知恵遅れの息子のカーリドさん(40歳)、そして20歳になる娘のアナムさんの3人を米兵に殺された。

 ハビビさん自身、米兵が部屋に突入してきた際、腕を撃たれた。
 部屋には、近くで起きた銃撃戦から逃げてきた15人が集まっていた。

 生き残ったハビビさんの娘の話によると、米兵はカーリドさんのそばに銃をおいて写真撮影して引き揚げていったという。

 サマラはバグダッドの北にある、スンニ派の拠点都市。
 現地を管轄する米軍(第101空挺師団)のスポークスマンによると、「(米軍に対する)攻撃を計画していた家のなかで、氏名不詳の2人の男と1人の女性を殺した」としている。
 (攻撃を計画していたから殺した、というとんでもない説明である―大沼)

 一方、米軍との調整作業にあたる「合同調整委員会」のイラク側現地委員、ファディヒル・モハマド大佐は5月6日、声明を発表し、「5月4日午後7時、部隊が民家に侵入し、3人を殺害、2人を負傷させた」と述べ、死者を「殉教者」と表現した。この表現は罪もないのに殺された民間人に対し、使うものだという。

 (大沼・注)
 「サマラ事件」とも呼ぶべき住民虐殺が発覚した。
 これまた、氷山の一角であるに違いない。

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http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=newsOne&storyid=2006-05-31T145905Z_01_MAC149206_RTRUKOT_0_TEXT0.xml&WTmodLoc=NewsArt-L1-RelatedNews-3

Posted by 大沼安史 at 02:58 午後 |

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