〔NEWS〕 CIA秘密収容所はポーランドとルーマニアに 欧州評議会が調査
米ワシントン・ポスト紙(電子版、6月8日付け)によると、人権国際機関である欧州評議会の委嘱で、米国のCIA(中央情報局)による拉致、移送問題を調査していたスイス人弁護士、ディック・マーティー氏は6月7日、CIAがポーランドとルーマニアの2ヵ国に秘密収容所を置いていた、との調査結果をまとめた。
マーティー氏はまた、ほかに少なくとも7ヵ国がCIAと結託して、テロ容疑者の身柄を拘束し、秘密裏に移送していたことも突き止めた。
さらに同氏は、
①スウェーデン、イタリア、英国、トルコ、ドイツ、ボスニア、マケドニアの7ヵ国が、特定個人の人権侵害に責任を負うべき疑いがある。
②スペイン、キプロス、アイルランド、ギリシャ、ポルトガルの5ヵ国は、CIAの輸送機の通過、着陸を見て見ぬふりしていた。
と指摘した。
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/06/07/AR2006060700505.html
Posted by 大沼安史 at 03:18 午後 | Permalink