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2006-06-01

〔NEWS〕 「老斥里(ノグンリ)事件」 難民虐殺 米政府上層部も関与 事件暴露の元通信社記者らが確認

 朝鮮戦争のさなかの1950年7月、ソウルの南東160キロにある老斥里(ノグンリ)の鉄橋で起きた、米軍による避難民虐殺事件、いわゆる「老斥里事件」が、難民(民間人)の射殺を容認する現地の軍などの方針によるもので、それをワシントンの米政府上層部も承知していたことが、明らかになった。

 同事件は1999年9月、AP通信のチャールス・ハンリー記者らによって暴露され、世界の知るところとなった悲劇だが、そのハンリー氏らが、英紙インディペンド(電子版、6月1日付け)に寄せた記事のなかで、当時のソウル駐在米国大使から、ラスク国務次官あての書簡を紹介し、米政府上層部が「虐殺方針」を知っていた事実をあらためて示した。

 ハンリー氏らによると、「書簡」は米第7騎兵連隊が京釜線の鉄橋で、難民となって逃れてきた韓国人民間人の群れに対して銃撃を加えた1950年7月26日の前夜、ソウルで開かれた、ハイレベルの会議の結果を報告したもの。
 そのなかで米国のソウル駐在大使は、「米軍の前線に向かって北から難民が現れたなら、威嚇射撃を受けることになるだろう。それにもかかわず前進を続けたなら、撃たれることになる」と、ラスク国務次官に報告している。

 老斥里の虐殺では、婦女子を中心に100人から400人の民間人が犠牲になった。
 ベトナムのミライ事件、そして今回のイラクのハデサ事件のさきがけとなる、米軍による住民虐殺事件である。  
 

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http://news.independent.co.uk/world/politics/article621826.ece

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%81%E6%96%A4%E9%87%8C%E4%BA%8B%E4%BB%B6

Posted by 大沼安史 at 02:26 午後 |

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