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2006-06-19

〔A Happy New Life!〕 飲みすぎで肝臓が気になる人に「頼もしき友」 その名は「コーヒー」

 新聞記者を始めたころ、急性でお酒が飲めるようになって(強制的に飲まされて)、以来、小生もまた、いっぱしの「酒のみ」。
 還暦まで残すところわずか、飲酒暦35年の長きに思いをはせながら、今もって晩酌を欠かさない毎日を過ごしている。
 その一方で、「酒とバラの日々」ならぬ「酒とバカの日々」のなか、酷使し続けてきた肝臓の行方が、ようやく気になり出した今日この頃。

 そんな小生の酔眼に、先日、思いもかけぬ「朗報」が飛び込んで来た。
 肝臓をアルコールのダメージから守る「強い味方」の存在が確認された、という大ニュース。

 これを同病相憐れむ「のみ助」仲間に伝えない手はない。ともに祝杯をあげつつ、そのビッグな「吉報」を分かち合おうと、同輩のOを居酒屋に誘った。

                      ◇

 で、まず、その「朗報」「吉報」だが、英国の高級紙、ガーディアン(電子版、6月13日付け)に掲載されたもの。つまりは、封が切られたばかり。開けたてのワインのような新鮮な情報である。

 世界にその名を轟かす、信頼度抜群のガーディアン紙によれば、アメリカの医療機関である「カセール・パーマネンテ」の研修チームによって、のん兵衛諸君なら誰しも快哉を叫ぶであろう衝撃の新事実がつい最近、確認された!

 ついに明らかになった驚きの事実とは、飲みすぎでしまいには肝硬変・肝臓ガンになり、あの世へと旅立つ、我ら、酒飲みオヤジどもの悲しき運命に関することである。

 な、なんと、あるカンタンなことをするだけで――より正確には、あるものを飲むだけで、肝硬変になる確率が大幅にダウンするといういうのである。
 こ、これは、た、大変なニュースではないか!

 そ、その(こういう書き方、もういい加減します!)あるものを飲むの飲むものとは、酒をもって酒を制する「迎え酒」ではなく、なんとコーーヒー。
 コーヒーを「1日1杯」飲むだけで、肝硬変になる確率が20%もダウンするのだそうだ。
 
 「1日2、3杯」ではどうかというと、これがなんど「40%」ものダウン、「1日4杯以上」となると「80%」の減、にもなるという。

 こ、これは(また始まった!)なんともすごい発見である。

 えっ、ホント? 信じられなーい、などと首を傾げることなかれ。
 ガーディアン紙によれば、この研究、実に22年以上の歳月をかけ、12万5000人の人々を対象に行われてもので、信憑性はきわめて高いという。
 実はこの、コーヒーが呑み助どものアルコール性肝硬変を抑えるらしいということは、実は1993年に、同じチームによって発見されていたが、今回の研究はこれを追認する、人類史上最大規模のリサーチだったという。

 そこで次なる疑問が――。コーヒーの何が、酒飲みの肝硬変を抑えるか?
 これについては、コーヒーに含まれる「カフェイン」ではない、ことが今回の研究で確認された。
 コーヒー同様、カフェインを含む「紅茶」についても調べたところ、1日に何杯飲んでも、肝硬変を抑止しないことがわかったのだ。

 紅茶の国、英国の高級紙らしく、ガーディアン紙の記事は、紅茶については、悔しさというか失望を隠しつつ、「ノー・エフェクト(効果なし)でした」などと、素っ気無く書いているところが、なんとなくザマミロだが……。

 とまれ、そうなると、紅茶にはないコーヒー特有のものが肝硬変を抑える働きをしていることになるが、これについては、どういうメカニズムになっているのか、いまのところまったく不明。
 こんごの研究に待つほかない。

 まぁ、原因はなんであれ、コーヒーが酒飲みの肝臓にいいことがわかっただけ、われら呑み助どもには朗報であるが、研究チームのリーダーであるクラッキー(グロッキーではなく!)博士は、「だからといって過度の飲酒を奨励しているわけではありません。コーヒー、飲めばいいんだから、みんなもっと飲もう飲もう、ということではありません」と警告している。
 アルコール性の肝炎にならないためには節酒もしくは断酒がもっとも確実な道である、とクラッキー博士はいいたいのだ。

                        ◇

 で、Oと待ち合わせた横浜・野毛のなじみの居酒屋。

 「ゴタクはもういい、うるせぇ。じゃんじゃん飲もうぜ」
 「からだに悪いぞ。飲みすぎだぞ」
 「ああ、わかってる。なら、こうしてやる。マスター、焼酎、お代わり、頼む。ついでに缶コーヒーも一緒にな」
 「な、なにするつもりだよ?」
 「焼酎のコーヒー割りだ。いいこと聞いたからな、おれはこれからコーヒー割りにするぜ。でも、自分でいちいちつくるのも面倒だ。お前さん、宝酒造に知り合い、いるんだろ? 缶コーヒー・チューハイっての、つくれって頼んでおいてくれ」
 「こら、O、缶(ママ)違いするなよ。そろそろ家に帰って、風呂にでも入って、ビール飲まずに、『夜更けのコーヒー』でも味わって、ぐっすり寝んねしな」
 (酔いが回ったらしく急に萎れて)
 「わかった、そうする。でもな、お前こそ、カラダに気をつけろよな」
 「ああ、そうするとするか。2回に1回は飲み屋をやめ、あの学生の頃を、70年の頃のサ店を思い出しながら、コーヒー片手に、熱く、政治を、変革を、語り合ってみるか?」
 (なぜかとたんに元気になって)
 「賛成だな。そいうするか。そろそろ愚痴と酒びたりの生活はやめにして、もういちど、あの頃の学生街の喫茶店に戻ってみるか」

 どうだい? そうしてみないか? 大酒飲みのご同輩諸君!!!  
 


http://lifeandhealth.guardian.co.uk/health/story/0,,1796538,00.html
   

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)

Posted by 大沼安史 at 04:01 午後 |

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