〔NEWS〕 バグダッドに「ブッシュ宮殿」、世界最大の米大使館、建設開始
イラクの首都バグダッドを流れるチグリス川の岸辺で、米国として世界最大の大使館が建設されている。
英紙、タイムズ(電子版、5月3日付け)が報じた。
2007年6月の完成を目指す建築工事により、42ヘクタールの敷地に21のビルが建つ。
地下発電所と浄水場、テニスコートなどもできる。
総工費は5億9000万ドル。
クェートの建設会社が受注し、完全警護のなかで工事が続いているという。
建設現場には遮蔽用の高い塀がめぐらされているが、大型クレーンなどが空に突き出しており、その威容はいやでも目に付くという。
バグダットの市民たちはこの新しい米大使館のことを「ジョージ・Wの宮殿」と呼んでいるそうだ。
日本流にいえば「ブッシュ宮殿」とでもいうべきか。
そのスケールはサダム・フセイン時代の宮殿をしのぐという。
戦乱が続くイラクでスケジュール通り、金に糸目をつけず着々と工事が進んでいるのは、この「ブッシュ宮殿」だけだ。
(大沼・注)
大使館と呼ぶべきか、はたまたアメリカ帝国の要塞というべきか。
この工事をみるにつけ、アメリカがイラクを半永久的に(石油のなくなるまで)占領しようとしていることは明らかだ。
豪紙、ヘラルド・サン(電子版、5月6日付け)のワシントン特派員電によれば、ブッシュ大統領はテレビでのインタビューで、9・11当日、ペンシルバニアの野に墜落したハイジャック機、「93便」内で乗客が決起したことに触れ、「あれは第3次世界大戦の最初のわれわれの反撃だった」と述べた。
イラク戦争も、来るべきイラン戦争も、ブッシュの認識のなかでは「第3次世界大戦(の初期段階)」と位置付けられている。
その意味では、バグダッドに大要塞を建設するのも、無駄なことではない。
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Posted by 大沼安史 at 09:55 午前 | Permalink

















