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2006-05-06

〔For the Record〕徴兵センターの扉を杖で叩きながら、『天使のハンマー』を歌った91歳の「反戦おばあちゃん」のこと

 アメリカの18人の反戦おばあちゃんがニューヨークの裁判所で無罪放免の判決を勝ち取ったことは本ブログで既報の通りだが、彼女たちが昨年秋、ニューヨーク・タイムズスクエアでどんな「狼藉」を働いたかが分かったので、歴史にとどめるために、ここに紹介する。

 教えてくれたのは、アメリカのジャーナリスト、エレン・グッドマンさん。
 エレンさんは反戦放送局のキャスターもつとめている人で、ぼく(大沼)はファンのひとり。
 その彼女が、米紙、ボストン・グローブに18人の最年長、リリアン・ランヨン(Lillan Runyon)さんの「素敵な狼藉」ぶりを書いていた。

 タイムズスクエアにある米陸軍の徴兵センターでのこと。
 18人のおばあちゃんたちは、イラク戦争に抗議するため同センターに入ろうとして、兵士らに追い出された。
 入口のドアを内側からロックした兵士たち。

 中に閉じこもった兵士らに聴こえるように、最年長、91歳のリリアンおばあちゃんは、扉を杖で叩きながら、あの名曲、『天使のハンマー(If I had a hammer)』を歌ったそうだ。

 なんてすてきな狼藉ぶるまい。
 これは「記録」に残すべき出来事である。

 ここでいう天使のハンマーとは、アメリカの裁判官が手に持つ、小さな木槌のことである。
 「正義」、正しきことを司る、あのシンボルのことである。

 歌詞は以下の通り。
 ぼくが中学生のころ、日本でも大ヒットした歌だ。

  ♪ この国に響き渡るよう、わたしは木槌を鳴らして、危険を叩き出すんだ

 リリアンおばあちゃんは、徴兵センターの扉を叩きながら、こう歌った。

 偉いな、凄いな、と思った。

 ☆ ☆ ☆ ☆

 If I had a Hammer

 (Words and music by L. Hays and P. Seeger)

 If I had a hammer
 I'd hammer in the morning
 I'd hammer in the evening ... all over this land,
 I'd hammer out danger
 I'd hammer out a warning
 I'd hammer out love between all of my brothers and my sisters
 All over this land.

 If I had a bell
 I'd ring it in the morning
 I'd ring it in the evening ... all over this land,
 I'd ring out danger
 I'd ring out a warning
 I'd ring out love between all of my brothers and my sisters
 All over this land.

 If I had a song
 I'd sing it in the morning
 I'd sing it in the evening ... all over this world,
 I'd sing out danger
 I'd sing out a warning
 I'd sing out love between all of my brothers and my sisters
 All over this land.

 If I've got a hammer
 And I've got a bell
 And I've got a song to sing ... all over this land,
 It's a hammer of justice
 It's a bell of freedom
 It's a song about love between all of my brothers and my sisters
 All over this land.


http://www.niehs.nih.gov/kids/lyrics/hammer.htm

Posted by 大沼安史 at 12:30 午後 |

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