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2006-04-27

〔コラム 机の上の空〕 「平和には勇気がいる」 アラバマの少女の訴え

 米南部アラバマ州にすむ15歳の少女が、インターネットを通じ、イラク戦争反対のメッセージを世界に発信している。
 アヴァ・ロウリーさん。

 彼女のサイト、「平和には勇気がいる(Peace Takes Courage)」を知って、さっそくアクセスしてみた。

 サイトには、写真と音楽と言葉による、彼女の映像作品が4本、掲示されていた。
 4本、すべてを、観た。涙が流れた。彼女に、戦争の無残さと平和の尊さを、一から教えてもらった気がした。

 4本のうちの1本、ことし(2006年)4月8日に彼女が発表した「ノーモア約束違反(No More Broken Promises)」は、イラクに出征した米軍兵士の家族の記録である。
 トレーシー・チャップマンの「プロミス」という歌に乗って、悲劇の映像が次々と映し出される。
 別れのキス、棺のそばにたたずむ妻、父親の葬儀でテディーベアを手に泣きじゃくる男の子……。
 記録写真が、イラク戦争の惨さを、米軍の家族の視点から描いていく。

 もう1本、今月(4月)2日に掲示された作品は、「WWJD」。
 男の子が歌う「イエスはわたしを愛している(Jesus loves me.)」に乗って、イラクの子どもたちの写真27枚が次々に映し出されていく。
 流血の路上に倒れた3人の男の子、小さな棺のなかの少女の死体……。

 あのWWD(大量破壊兵器)を思わせるWWJDとは、What would Jesus do? (これを知ったなら、イエスは何をし給うか?)の略である。

 作品の制作者であり、サイトの開設者でもあるアヴァさんは、イラク反戦運動のリーダーである「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんの「新しい友だち」だそうだ。
 息子のケイシーさんをイラク戦争で失ったシンディーさんの戦いに、ひとりのアラバマの少女が加わった。

 平和には勇気がいる!
 ヘイト・メールの脅迫にもめげず、戦い続けるアメリカの少女の勇気を、わたしたちも譲り受けることにしよう。

 アヴァさんの作品を観る運動を、日本にも広げようではないか!
 このブログを読んでくれたみなさんにお願いする。 

  

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://peacetakescourage.cf.huffingtonpost.com/

http://www.commondreams.org/views06/0426-22.htm

Posted by 大沼安史 at 12:31 午後 3.コラム机の上の空 |

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久しぶりに、映像作品を観て涙を流した。ショートフィルムだったので何度も何度も観た 続きを読む

受信: 2006/05/02 19:17:46