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2006-04-04

〔イラクから〕 イラク国家崩壊 内務省 米英訓練の警察官配備を拒否 米軍、6ヵ所の恒久基地を建設 進む軍事植民地化

 英紙ガーディアンのジョナサン・スティール記者のバクダッド特電(電子版、4月4日)を読んで暗い気分になった。
 シーア派の「イスラム革命最高評議会」によってコントロールされているイラク内務省が、米英両軍によって訓練された、非宗派の警察官の配備を拒否し、自派の男を雇い入れているという。
 敏腕で鳴るスティール記者のレポートだから、これは事実であろう。
 バグダッドでは、内務省の暗殺部隊がスンニ派狩りを続けているとの噂が広がっているが、それを裏付けるような話ではある。

 治安にあたるべき内務省が、宗派対立=内戦の一方のプレーヤーになっているイラク。
 この国は内戦状態を突きぬけ、すでに国家崩壊に陥っている、と言えるだろう。

 日本の自衛隊がメソポタミアの地に派遣されたのは、「イラク復興」の名において、だった。
 「復興」だと?
 笑わせるな、と言いたい。

 こんなイラクにしてしまった、ブッシュ政権の罪は万死に値する。
 「黄金モスク」を爆破して血で血を洗う内戦を煽ったのは、お前たちではないのか?

 一方、同じく英紙のインディペンデント(電子版)は4月2日、米国防総省がイラク国内に、少なくとも6ヵ所の「恒久基地」を建設している、と報じた。
 同紙によれば、イラク国内に現在ある米軍基地は一年前の110基地より3割ほど減って75基地。
 このなかのアルアサド空軍基地、タジ駐屯地などを要塞化していく。
 
 まるでローマ帝国の21世紀版。
 イラク人同士に殺し合いさせながら、軍事植民地化して支配を永久化しようとする「アメリカ帝国」。
 その暴走を止めないとたいへんなことになる。
 
 イラクにいますぐ平和を! 「ベ平連」ならぬ「イ平連」創設の時だ。  
 
 

⇒  

http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,1746233,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 |

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