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2006-03-07

〔NEWS〕 ペンタゴン グアンタナモ収容者の記録を部分公表

 英紙インディペンデント(電子版、3月6日)が報じたところによると、米国防総省はキューバ・グアンタナモ海軍基地のキャンプ・デルタ収容所に拘束中の「テロ容疑者」の記録を部分的に公表した。
 米AP通信社が「情報の自由法」に基づき、開示を請求していた。
 公表されたのは、ペンタゴンが「機密」扱いにしていなかった5000ページ分。
 拘束者に対する尋問結果などの「機密」文書は、公開されなかった。
 今回、開示された文書は、その意味で当り障りのないものだかりだが、それでも収容者の「実像」を部分的ながら描き出している。

 〔収容者の訴え:その1〕アフガニスタン・ガルドン村の農民、ハフィザラー・シャーさんの場合、バザール(市場)を歩いているところを逮捕され、グアンタナモに連行された。
 シャーさんはオリーブ・グリーンの軍服を着ており、銃を持った一味の一員だとみなされ、拘束された。
 内戦が35年も続いたアフガニスタンでは軍服が出回っている。
 調べに対して、シャーさんは「通りを歩いていたら捕まった。次に気づくと、グアンタナモにいた」と訴えている。

 〔収容者の訴え:その2〕サリー・ウヤールさんは2000年にトルコからアフガニスタンに旅して来た。首都カブールで、アルカイダのメンバー宅に2ヵ月滞在していた、として拘束された。
 グアンタナモでの軍事法廷で、カシオの腕時計を身につけていたことが証拠として挙げられた。
 カシオの腕時計が爆弾づくりに利用されている、というただそれだけの理由だった。
 ウヤールさんは軍事法廷でこう反論した。
 「あなたたちだって、カシオの腕時計、身につけてるじゃないか」
 ウヤールさんはアラビア語の勉強でシリアを旅したことがある。アフガン入りしたのも、単なる旅行だったと主張している。

 米軍当局は、グアンタナモの収容者自身のみならず、法的代理人に対しても、どんな容疑で拘束を続けているか明らかにしていない。

  
 

Posted by 大沼安史 at 01:09 午後 |

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