〔NEWS〕 ペンタゴン グアンタナモ収容者の記録を部分公表
英紙インディペンデント(電子版、3月6日)が報じたところによると、米国防総省はキューバ・グアンタナモ海軍基地のキャンプ・デルタ収容所に拘束中の「テロ容疑者」の記録を部分的に公表した。
米AP通信社が「情報の自由法」に基づき、開示を請求していた。
公表されたのは、ペンタゴンが「機密」扱いにしていなかった5000ページ分。
拘束者に対する尋問結果などの「機密」文書は、公開されなかった。
今回、開示された文書は、その意味で当り障りのないものだかりだが、それでも収容者の「実像」を部分的ながら描き出している。
〔収容者の訴え:その1〕アフガニスタン・ガルドン村の農民、ハフィザラー・シャーさんの場合、バザール(市場)を歩いているところを逮捕され、グアンタナモに連行された。
シャーさんはオリーブ・グリーンの軍服を着ており、銃を持った一味の一員だとみなされ、拘束された。
内戦が35年も続いたアフガニスタンでは軍服が出回っている。
調べに対して、シャーさんは「通りを歩いていたら捕まった。次に気づくと、グアンタナモにいた」と訴えている。
〔収容者の訴え:その2〕サリー・ウヤールさんは2000年にトルコからアフガニスタンに旅して来た。首都カブールで、アルカイダのメンバー宅に2ヵ月滞在していた、として拘束された。
グアンタナモでの軍事法廷で、カシオの腕時計を身につけていたことが証拠として挙げられた。
カシオの腕時計が爆弾づくりに利用されている、というただそれだけの理由だった。
ウヤールさんは軍事法廷でこう反論した。
「あなたたちだって、カシオの腕時計、身につけてるじゃないか」
ウヤールさんはアラビア語の勉強でシリアを旅したことがある。アフガン入りしたのも、単なる旅行だったと主張している。
米軍当局は、グアンタナモの収容者自身のみならず、法的代理人に対しても、どんな容疑で拘束を続けているか明らかにしていない。
Posted by 大沼安史 at 01:09 午後 | Permalink

















