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2006-02-13

〔A Happy New Life!〕 アメリカ縁結びサイト事情 

 明日(14日)はバレンタインデー。チョコレートが愛を運ぶ日です。本命チョコをどう手渡そうか、まだ悩んでいる女性も多いはず。
 でも、迷っているだけでは、何も生まれません。思い切って告白したらどうですか? たった一度の人生、たったひとりの彼なのですから。

 というわけで、きょうはバレンタインにちなむ話題を用意しました。
 インターネットでの伴侶さがし、オンライン縁結びに関する話題です。
 アメリカの「アトランチック・マンスリー」の最新号に、先進地、アメリカの最新事情が出ていたので、中身をかいつまんで紹介したいと思います。

 アメリカの縁結びサイトって、単なる結婚相手のご紹介、といったレベルを超えて、科学的な知見を総動員した、とんでもなく「進化」したものになっているのですね。おまけにサイト同士の競争が激化して、どれだけ縁結びに成功したか、マッチングの成功し結婚に漕ぎ着けたカップルがその後、どれだけ幸せな新生活を送っているか、「結果」でもって激しく争っている。

 アメリカでも最初は、希望を聞いて、条件にあった人を紹介する「あっせん」業務が主体だったそうですが、それがいまや、脳科学や心理学、性科学などを駆使した「究極の理想のペア」探しの場になっているのだそうです。ご近所とか、知り合いの中からではなく、「世界」というか「人類」の中からお似合いの相手を選ぶ、そんなレベルに達しているそうです。

 そこでまず、アメリカのオンライン縁結びがどれだけマッチメーキングに成功しているか、というと、たとえば、eHarmonyというサイトの場合、1年間になんと3万3000人が伴侶をゲットしているそうです。結婚の件数ベースでいうと、1日あたり46件のペース。

 これってすごいですね。アメリカには同じようなオンライン縁組サイトがほかにもいっぱいありますから、相当な数(おそらく、年間で数十万人)のアメリカ人が縁組サイトでパートナーと出会っているわけです。
 
 昔、桐島洋子さんって方が「淋しいアメリカ人」ってベストセラーを書いて、読んだことがあるのですが、アメリカって地縁とかいうものが意外をなくて、愛に飢えた孤独な人が多いそうなんです。そういう社会的背景があるから、オンライン縁組サイトがこれだけ繁盛しているのかも知れませんね。

 で、こうしたサイトがどのようなサービスを売りにしているか、というと、「科学的なお相手選び」なんだそうです。
 たとえば、eHarmonyでは、世界的に有名な、シカゴ大学のカール・ロジャース(故人)の薫陶を受けた弟子たちが、マッチメーキングのシステムを開発している。具体的には心理学、生理学、脳科学など関連諸科学の研究成果を動員し、436項目に及ぶ詳細な質問項目をつくり、それの回答結果を蓄積し、コンピューターでお似合いの候補者選びをしているんだそうです。
 436もの質問に答えるわけですから、花嫁、花婿探しも楽じゃないですね。

 eHarmonyの新顔ライバルのChemistry.com.は、少なめの146項目。ラトガース大学のヘレン・フィッシャー博士らその道の専門家を揃え、各種ホルモンの分泌に着目した、お似合いの「タイプ」絞込みシステムを開発しています。
 登録メンバーを「建設者」「探検者」「指示者」「交渉者」の4タイプに分け、その組み合わせで失敗のないお相手選びをサポートしているそうです。

 「アトランチック・マンスリー」の特集記事によれば、こうしたオンライン縁組サイトにほぼ共通するマッチメーキングのポイントは、similarity。
 日本語でいうと、似たもの同士。この似たもの同士が惹かれ合うケースが一番、多いんだそうです。
 相手のなかに自分を見る、ということなんでしょうか。
 これってたしかにそうですよね。

 でも、それだけじゃありません。このsimilarityを補強するのが、complementarity。つまり、相手のないものを互いに補う。
 つまり、similarityとcomplementarityを併せ持つカップルが、最強のベスト・カップルなんだそうです。

 まあ、これもそんなに驚きじゃないですね。
 別に科学的な所見を動員しなくたって、わかりそうなものですが……。
 
 とにかく、アメリカのオンライン縁組サイトでは、この「similarityとcomplementarity」を共有するカップルを結びつけることで、商売が大繁盛している。

 そうなると、人類はきょうだい、男女の問題に国境はないはずですから、結婚にあこがれる大和なでしこ、ニッポン男児にとって、戦略はひとつ。
 似たもの同士で、互いに自分にないものを補い合える相手を狙えばいい。
 そういう人にバレンタインチョコを贈ればいいわけです。

 周りにいませんか?、そういう理想のお相手。
 ことしはチョコ乱発はやめ、狙い撃ちで人生のパートナーをゲットしましょう。

 
 

Posted by 大沼安史 at 12:09 午後 |

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