〔NEWS〕 米国、スンニ派武装抵抗勢力と秘密交渉 対イランで利害が一致
イラク戦争が泥沼化するなか、米当局がスンニ派の武装勢力指導部とハイレベルの秘密交渉を続けていることを、初めて両当事者が認めた。
米誌「ニューズウイーク(Newsweek)」(電子版、2月6日号)が報じた。
それによると、米国の情報機関はスンニ派武装抵抗勢力と裏交渉の窓口を持っており、これまでもコンタクトをとり続けて来た。スンニ派が敗北し、シーア派ならびにクルド勢力が主導権を握ることになった昨年12月15日のイラク総選挙以降の風向きの変化が、秘密ハイレベル交渉が続いている背景にある。
交渉はイラク西部、スンニ派居住地のアンバール州内の米軍基地のほか、ヨルダン、シリアでも行われている。
交渉のテーブルについているのは、イラク国外から来た武闘派とは一線を画したスンニ派のグループ。
イラク国内シーア派を通じ、影響力を強めるイランへの警戒心が、スンニ派を米国との交渉のテーブルに就かせた。
スンニ派指導者にとって、米国との話し合いに応じること自体、リスキーなことで、2週間前には交渉をリードしていた指導者が暗殺されている。
(大沼 注)
スンニ派のイラクとシーア派(イラン寄り)のイラク。
二つのイラクがせめぎあい、敵の敵は味方の構図を生み出している。
米国はこんごのイランの出方によっては、スンニ派武装勢力と対シーア派で手をにぎり、シーア派の抑え込みに乗り出すかも知れない。
事態は流動的であり、「イラク内戦」はまさに一触即発の状況だ。
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Posted by 大沼安史 at 02:25 午後 | Permalink

















