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2006-01-10

〔イラクから〕 イラク政府中枢に自爆テロ攻撃 内務省にテロ犯2人が侵入 

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版、1月9日付け)の報道によると、イラクの首都バクダッドの権力中枢、内務省構内に1月9日、自爆攻撃の男性を侵入、身につけていた爆薬を爆発させる事件が起きた。
 これにより、少なくとも14人のイラクの警察官が死亡し、25人が負傷した。

 バグダッド発のロイター電は、28人が死亡し、25人が負傷したとしている。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、この日、内務省では「警察の日」を祝う記念の式典が行われており、内務省や国防省の高官のほか、米国大使らも出席していた。
 この記念式典を狙った可能性がある。

 ロイター電によると、自爆したひとりは、少佐の警察官用の制服を着ており、検問を通過し、内務省の構内に入った。
 肥満体であることから不審に思った警護隊員が発砲したところ、身に付けていた爆薬に命中して爆発した。
 2人目は中尉(警察官)の制服を着ており、こちらは怪しまれなかったが、最初の一人による爆発のあと、近くで自爆した。

 10日の英紙タイムズ(電子版)によれば、自爆した2人はともに「通行証」を持っていた。2人は明らかに、米国大使を狙ったと同紙は見ている。

 一方、上記のニューヨーク・タイムズ電によると、ファルージャでは8日、海兵隊員3人が戦死した。
 7日にはアルカルマなどで海兵隊員2人が戦士している。
 8日にはイラク北部でヘリが墜落し、米軍兵士12人が死亡した。

 〔大沼 注〕
 イラク内務省は、イラク政府権力のまさに中枢である。そのガードをテロリストが破ったことは、総選挙後のイラクの政権の脆弱性をあらわにしたものと言える。

 ベトナム戦争の末期に、ゲリラがサイゴン市内に侵入し、権力中枢に迫った事件を想起させるものだ。
 イラク情勢は、ブッシュ政権のいうように、楽観視できるような状況にはない。

http://www.nytimes.com/2006/01/10/international/middleeast/10iraq.html

http://www.timesonline.co.uk/newspaper/0,,171-1977464,00.html

Posted by 大沼安史 at 03:22 午後 |

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