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2006-01-19

〔NEWS〕 「飢餓」「レイプ」も絶滅作戦の「武器」 東ティモール真相究明委員会報告書を豪紙が入手 インドネシア軍占領下の実態、明るみに

 1975年にインドネシア軍の侵攻で制圧され、1999年まで支配されたあと、悲願の独立を果たした東ティモール。
 24年間に及ぶ占領下に続いたインドネシアの圧制の実態を究明した、国連「受容・真実・和解委員会」の報告書の中身が明らかになった。

 オーストラリアの有力紙、ジ・オーストラリアンが、2500頁に及ぶ報告書を入手し、その電子版(1月19日付け)に概要を掲載した。

 同委員会は、オーストラリア政府などの資金援助で、過去3年半にわたり、東ティモールで8000人もの人々にインタビューするなど、インドネシアの軍事占領下で続いた暴虐の実態を調査し、結果を報告書にまとめ、昨年10月、東ティモールのグスマン大統領に提出していた。
 グスマン大統領はインドネシアとの関係維持に配慮したせいか、報告書の公開を拒否したことから、その内容に国際的な関心が集まっていた。

 ジ・オーストラリアン紙によると、報告書は、18万3000人もの東ティモール住民の死に対し、インドネシア政府とその治安部隊は責任があると非難している。
 そのうちの90%以上が、飢えや病気で死亡したとしており、インドネシアは「飢餓」を、東ティモール住民を「絶滅」する「武器」としていたと批判している

 さらに「レイプ」もまた「武器」として使われ、「数千人」もの女性が暴行された。
 このほか、虐殺、処刑、拷問で8500人が死亡。ナパーム弾や化学兵器の使用により、食料が水が汚染された、と指摘している。

 報告書はまた、インドナシア政府に対し被害を補償するよう求める一方、インドネシア軍の東ティモール侵攻を後押しした、米国など国連安保理の国々に対しても、賠償を迫っている。

 報告書はグスマン大統領から1月20日、国連のアナン事務総長に手渡される。

 (大沼 注)
 インドネシアはなぜ、何をねらって東ティモールに軍事侵攻したか?
 なぜ、アメリカは背後の侵攻を援助したか?

 東ティモールの南に眠る海底油田を支配する--答えは実にかんたんである。
 イラク戦争同様、東ティモール侵略もまた、資源確保のためのものだった。
 

http://www.theaustralian.news.com.au/common/story_page/0,5744,17867108%255E601,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:36 午後 |

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