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2005-12-03

〔NEWS イラクから〕 イラクのジャーナリストら、米軍の「言論買収」工作を非難

 米軍によるイラクのジャーナリズム言論買収工作の実態が、米ロサンゼルス・タイムズ紙などの報道で暴露されるなか、現地イラクのジャーナリストらから、米軍の言論操作に対して非難の声が上がっている。

 YaHoo!newsが12月2日に伝えた、バグダッド発のAFP電は、イラクの著名な政治アナリスト、アーマド・サブリ氏のこんなコメントを紹介している。

 「米国政府が報道という仕事に反する、こうした手段を使い、世論をあざむくことはスキャンダルである」
 「新聞は地上の現実を映し出すものでなければならない。イラクにおいてすでに失敗しているアメリカのイメージの糊塗を狙った、スポンサーつきの情報であってはならない」

  この問題はロサンゼルス・タイムズ紙が11月30日に第一報を放ち、ニューヨーク・タイムズ紙などが「追い討ち」をかけている。

 米軍の「情報作戦」員によって書かれた記事が、請け負い機関を通じて、イラクの現地メディアに配給されている実態が表面化した。

 米紙連合、ナイト&リッダーによれば、都合のいい記事を書いてくれるイラクの記者に対して米軍は月200ドルの手当を支給しているという。

 バグダッドにいるAFP記者もまた取材に乗り出し、バグダッド・プレス・クラブに所属していた、現地の女性ジャーナリストの証言として、米軍が取材ツアーに記者らを連れ出し、50ドル出すので記事を書くよう求めていた事実を突き止め、バクダッド電に盛り込んだ。 

 (大沼 注)
 サブリ氏(Ahmed Sabri)の「新聞は地上の現実を映し出すものでなければならない」という表現、気に入ったので、以下に英語の原文を紹介しておく。

 〔For the Record〕

“A newspaper should refleft the reality on the ground. ”

 言うまでもなく、言論の自由は、デモクラシーの基本。

 そのデモクラシーをイラクに輸出するのが、イラク解放(?)戦争だったはずなのに、ジャーナリストを買収してまで情報を操作し、急場をしのごういという、米軍=ペンタゴン=ブッシュ政権の腐敗ぶり。

 あきれてものも言えない、という気分になってしまうが、あきれてものを言わなくなっては負けである。

 あきれたら、ますますものを言う。

 日本のマスコミにも、もっと徹底したイラク戦争報道をお願いしたい。

 本BLOGの存在価値がなくなるような、本格的な戦争報道を望む。 


http://news.yahoo.com/s/afp/20051202/wl_mideast_afp/iraqusmilitarymedia_051202191402

Posted by 大沼安史 at 06:13 午後 |

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