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2005-12-05

〔いんさいど世界〕 キングコングは人類の隣人だった! 10万年前の中国で カナダの考古学者が確認

 キングコングの映画がまたやってきます。今月(12月)17日から、全国一斉に封切り上映。

 キングコングの映画は、これまでもありますが、こんどのやつは最新のCG(コンピューター・グラフィクス)技術を駆使したもの。楽しみですね。

 で、このキングコング、ハリウッドの想像力のなかから生まれた、架空のものかと思っていたら(ぼくが知らなかっただけのことですが……)、どうもそうじゃなくて、ちゃんとモデルがいる、というか、いたのですね。

 ギガントピテクス(Gigantooithecus)。「巨大なサル」という意味の学名を持った、超大型のサルが、この地球上に――正確に言えば、東南アジアの一帯で、生きていたそうなんです。

 知りませんでした。

 時代は、洪積世。
 その終わりごろ、人類は誕生するのだそうですが、いまから100万年ちょっと前あたりに出現して、けっこう長い間、存在していました。

 骨が残っているというか、発見されたことで、確認されているのですね。

 このギガントピテクス……発音が面倒くさいので、「ギガンちゃん」って勝手にニックネームで呼んじゃいますが、身長がなんと3メートル。体重は540キロもあったそうです。

 このキングコングのギガンちゃんのことが最初にわかったのは、1935年のこと。

 オランダの考古学者のケーニヒスワルトっていう人が、中国の香港の漢方薬市場で売られていた「歯」――正確には、ギガンちゃんの臼歯――を見つけたのが、すべての始まり、でした。

 ギガンちゃんの臼歯って、けっこう大きくて、直径約3センチ。市場では「ドラゴン(竜)の骨」として売られていました。

 この発見がきっかけになって、研究が進み、キングコングのギガンちゃんは、中国だけでなく、ベトナムやインドなど、東南アジアの一帯に広く分布していたことが、洞窟調査などで判明していたわけですが、これまでの定説では、このキングコングはいまから50万年前には絶滅していた、ということになっていたのです。

 そうすると、いまの人類が出現する前に滅びてしまっていて、人間の「経験的記憶」のなかに入り込むことはあり得なかったわけですが、この「定説」が最近、カナダ(オンタリオ州ハミルトン)のマックマスター大学のジャック・リンクという先生(助教授)によって覆されたのですね。

 リンク先生が中国南部で発見したギガンちゃんの歯が、電子振動共鳴法とかいう最新の年代測定法での調査で、50万年以上前ではなく、なんと10万年前のものだとわかった。

 そうすると、わたしたち人間のご先祖様と、ギガンちゃんが、少なくとも中国南部で「同時代」を生きていたことになってしまうんだそうです。

 つまり、キングコングは、人類の「隣人」だった!

 だから、わたしたち人類のご先祖様は、キングコングを「見ている」!

 学者じゃないんで、思い切ったこと、言ってしまいますが、関わりがあったに違いないんです。

 そういう「原体験」が人類の深層意識のなかで引き継がれ、もしかしたら、ハリウッドの映画になって現代に甦ったのかも知れない。

 そういうことも、アリかな、って気がします。

 で、このキンコングのギガンちゃんたちが当時、どんな暮らしをしていたかというと、山の洞窟や竹林に生息し、主に竹の葉を食べていたのではないか、と推測されています。

 つまり、草食性。

 肉食獣ではなかった!

 ということは、けっこう、やさしい、大きな、大きな隣人だった可能性がある。

 人間と仲良くしていたかも知れませんね。

 それにしても、中国というところはスゴイ。

 パンダや孫悟空だけじゃないのですね。

 キングコングを生んだ、中国100万年の歴史。
 中国のことを、もっと勉強しなきゃ、って気になりました。

Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 1.いんさいど世界 |

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