〔NEWS〕NSA 米国発着 全国際通信を傍受か? 「エシェロン」 対自国適用の恐れ、明るみに
米紙ボストン・グローブ紙(電子版)は12月23日、米国の秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)が米国発着の全国際通信を傍受している可能性がある、と報じた。
NSAの活動に詳しい専門家の見方を伝えたもので、NSAが中軸となって全地球規模で運営されている諜報網、「エシェロン」が、実は米国外ばかりか、米国内、それも米国市民を対象に運営されている恐れがさらに高まった。
機密のヴェールに包まれたNSAの活動を調査報道で暴露したフリージャーナリストのジェームズ・バムフォード氏らによると、NSAが米国内で、自国民の国際通話の傍受を始めたのは、2001年にブッシュ大統領が秘密命令を出したあと。
NSAはグローバル規模で衛星通信や光通信網、イナーネネットの中継基地などから情報を収集、電話やファクス、メールなどを盗視・盗聴し、情報をふるいにかけているが、その活動はあくまで米国外を対象としていた。
米国の情報自由法を使って、NSA関係文書を入手した、ジョージ・ワシントン大学国家安全保障アーカイブ(文書館)のトム・ブラントン氏(ディレクター)によれば、NSAは自国民が受・発信するメールや電話のすべてをモニターできる能力を持っている。
バムフォード氏によると、その処理速度は1時間あたり200万通信に達するという。
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Posted by 大沼安史 at 02:11 午後 | Permalink

















