〔重要 NEWS〕 ブッシュ大統領 ブレア首相との首脳会談で「アルジャジーラ局、攻撃」を提起 英紙が会談メモをもとに報道 ブレア政権、「メモ詳報」を公的秘密令適用威嚇で封印
英紙デイリー・ミラー(電子版)は11月22日、ブッシュ米大統領がブレア首相と昨年4月16日、ワシントンのホワイトハウスで首脳会談を行った際、湾岸・カタールの首都、ドーハにある、衛星テレビ局、アルジャジーラ本局に対する攻撃を提起し、ブレア首相がこれを思いとどまらせていたと、英首相府による最高機密の「首脳会談メモ」をもとに報じた。
このミラー紙の報道に対し、ブレア政権は「公的秘密令」を適用すると威嚇。この22日付けの第一報については、同法の適用を見送ったが、首脳会談を記録した「会談メモ」の全容(トランスクリプト)を続報として報じることについては処罰の対象になると圧力をかけた。
これに対してミラー紙は23日付けで、「司法相はブッシュに関する、本紙によるリーク(漏洩)に猿轡をかませた」とのタイトルの記事を掲載し、同紙は法律に従うとして「会談メモ」の詳報の報道については断念することを明らかにした。
英紙ガーディアンによると、ブレア政権による同法の発動は、今回が初めて。
ミラー紙の第一報によると、「会談メモ」は昨年5月、ノーザンプトンの元労働党国会議員の事務所に「出現」した。
この機密漏洩に関しては、英首相府の職員、デービッド・ケオーグ氏(49歳)が、元国会議員のスタッフにメモを流した容疑(公的秘密令違反)で訴追されている。
ケオーグ氏と、元国会議員スタッフの2人は現在保釈中で、最終、裁判所に出廷する。
ミラー紙によると、「会談メモ」は5ページの長さ。
同紙の取材に対し、英政府当局者のひとりは、ブッシュの威嚇は「ユーモア」と述べたが、他の政府関係者は、メモに記録された会談のやりとりからみて、ブッシュ大統領もブレア首相も真剣であったことは、絶対的に明らか」と証言しており、同紙による「会談詳報」の続報が待たれていた。
ホワイトハウスで英米首脳会談が行われた昨年4月半ばとは、米軍によるイラクのファルージャに対して総攻撃を行っていた頃。
米政府は、イラクの民衆の側から報道するアルジャジーラに対して不快感を持っており、ミラー紙によれば、2001年には、アフガニスタンのカブールにある支局を、2発の「スマート爆弾」で撃破したほか、2003年には、バグダッド支局をミサイル攻撃し、レポーター1人を殺害している。
〔大沼 解説〕
ブレア政権が「会談メモ」の詳報を「封印」したことで、ミラー紙の第一報報道の信憑性が裏付けられたかたちだが、「報道の自由」に対する重大な挑戦であり、今後、論議を呼ぶことは必至だ。
デイリー・ミラー紙は英国のタブロイド紙で、発行部数も多く、影響力が大きい。
同紙はことし7月のロンドン地下鉄同時多発テロ事件でも、「犯人」とされる若者たちがだまされて現場に爆発物を運び、生還できるはずだったのに「自爆」させられたとの、捜査当局内部の見方をスクープし、注目された。
ミラー紙の今回の(第一報)報道によると、ホワイトハウスの会談は、ブレア首相は国際世論の反発などを根拠にブッシュ大統領を説得し、大統領も遂にホコを収めたようだが、それにしても、アメリカという国家権力のなんと好戦的なことよ。
アメリカにはボスニア紛争で、ベオグラードのセルビア国営放送局を撃破した「前科」もある。
「報道の自由」に対する挑戦として、蟷螂の斧であることを知りつつ、わたし(大沼)もまた、ひとりのBLOGジャーナリストとして、ここに抗議の意思表示をしておく。
「軍事帝国アメリカ」の権力者よ、汝、驕ることなかれ!
ミラー紙の報道は ⇒
Posted by 大沼安史 at 05:49 午後 | Permalink
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