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2005-11-04

〔NEWS〕 米CIAの秘密収容所はポーランド、ルーマニアに 英紙報道

 英紙インディペンデント紙(電子版、11月4日付け)は、米国のCIA(中央情報局)がテロ容疑者を拘束している旧東欧の国家とは、ポーランドとルーマニアではないか、との見方を報じた。
 
 この問題は、米紙ワシントン・ポスト紙が2日付けの紙面で暴露していた。
 
 ポスト紙は、CIAが「黒のサイト」と呼ぶ秘密収容所は、タイ、アフガンのほか、「複数の東欧民主主義国家」にあるとスクープしたが、東欧の国家名については、「反テロ活動に支障が出る」との米政府当局者の要請に基づき、明らかにしていない。
 
 ポスト紙によると、これら「黒のサイト」では100人以上のテロ容疑者が拘束されている。うち、30人は重要容疑者。
 
 こうした容疑者に対してCIAは「高度尋問テクニック」と称する、「水責め(waterboarding)」といった拷問を続けているという。
 
 こうした行為は、米国のみならず、ポーランドやルーマニアにも批准している国際条約、「拷問・非人道的な取り扱い・処罰を禁止する国連条約」に違反するものだ。
 
 これらの秘密施設の設置を受け入れたホスト国でその存在を知るものは、政権トップのごく限られた範囲の当局者にすぎない。
 
 インディペンデント紙の報道は、ポスト紙の暴露を受け、ヨーロッパにおける対応に焦点を当てたものだが、これら秘密収容所を「グラーク(ラーゲリ)」と書き、旧ソ連における強制収容所にたとえて、非難している。
 
 同紙によれば、欧州連合やジュネーブの国際赤十字委員会も調査に乗り出しており、ブッシュ政権はこの面からも追い込まれている。
 
 ポスト紙によれば、ブッシュ政権はCIAに対して、米連邦議会上下院の軍事委員会委員長に概要説明する以外、口外しないよう厳命している。
 
 ブッシュ政権は「ニジェール問題」に続き、またも、政権を吹き飛ばしかねない、自爆的な「爆弾」を抱え込んでしまった。

Posted by 大沼安史 at 08:16 午後 |

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