〔イラクから ⑥〕 海兵、ジェフリー・ロジャース兵長 21歳、ウバイデに死す
米中西部、オクラホマ州の地方紙、「ジ・オクラホマン」(電子版、11月19日付け)に、地元、ユーコン出身、21歳のマリーン(海兵)の戦死を悼む、小さな記事が載った。
ジェフリー・ロジャース兵長(21歳)。
11月16日、シリア国境に近い、イラク西部のまち、ウバイデ攻略戦で、他の3人の海兵とともに戦死した。
母親のジャネットさんが、同紙の記事で、亡き愛息のことを語っていた。
ジェフリー兵長は、2002年、地元の高校を出て、すぐ海兵隊に入った。
同じ高校の5人の同学年生も一緒だった。
前の年、2001年の「9・11」に衝撃を受け、海兵を志願した。
「世界を安全にしなくちゃならない。みんなを守らなくては」
母親は一生懸命、入隊を思いとどまるよう説得したけど、無駄だった。
18日、同州ユーコンの自宅に星条旗と海兵隊の旗が半旗で掲げられた。
祖母のビリーさんが、戦死した孫のことを、こう語った。
「礼儀正しい子でしたよ。小さなことでも、みんなにとって大きな意味をもつことがある、って、いつも言ってた、いい子でしたよ」
「9・11」で義憤にかられ、兵士を志願していった、高校を出たばかりのアメリカの若者たち……。
その若い正義感は純粋で尊くもあるが、彼らを操って戦地に送り込んだ者どもの意識は、薄汚く、下劣きわまりない。
壮大な謀略スペタクルでしかなかった「9・11」。
ジェフリーさんのような若者の死を思うとき、その陰謀があばかれる日の一日も早く来ることを祈らざるを得ない。
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Posted by 大沼安史 at 08:41 午後 | Permalink

















