〔NEWS インサイダー〕 イラクの妖怪、チャラビ ワシントン入り 米国の「イラク撤収」を提案
イラク国民会議(INC)を率いる、イラク・シーア派のチャラビ(現副首相)が11月8日、ワシントン入りし、ライス国務長官らブッシュ政権要人と会見した。
チャラビはイラク戦争開戦前、サダム・フセインのWMD保有疑惑を煽った偽情報の捏造源として知られるほか、イランの暗号を米国が解読していることをイラン側に通報した疑惑の当事者であり、FBIがなお捜査中だ。
そういう札付きの人物を、なぜブッシュ政権はワシントンに呼んだのか?
この点について英紙インディペンデント(電子版、11月8日付け)は、チャラビのワシントン入りは、「ホワイトハウスにイラクの泥沼からの脱出策を提案」するためだ、と報じた。
チャラビは同じシーア派のイランとパイプを持ち、先週、テヘランを訪問し、アルマディネジャド大統領と会談したばかり。
チャラビはイラク政府の副首相として、イラク石油産業を担当しており、その意味でも、米国としてはなお「使いで」がある存在だ。
〔大沼 解説〕)
チャラビがどのような撤退策を提示したかどうか不明だが、イラクをめぐる諸情勢から見て、
① イラクはシーア派が今後、実質的にコントロールする
② イランはイラク国内の武装抵抗勢力の支援を行わない
③ 米国はイラン攻撃を行わない
④ イラクのシーア派を抑え込んだ段階で、米軍の部分撤退を始める
⑤ アメリカのシリア侵攻を、イランは黙認する
⑥ アメリカはイスラエルにイランを攻撃を思いとどまらせる
⑦ イラクの石油資源はアメリカがコントロールする
――といった内容のものと推測される。
Posted by 大沼安史 at 10:32 午前 | Permalink

















