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2005-11-20

〔NEWS〕 在米ユダヤ人団体 「イラク撤退」を決議

 Yahoo!Newsに載ったAP電によると、在米ユダヤ人団体のひとつで、最もリベラルな「改革ユダヤ教連合」は11月18日、テキサス州ヒューストンで年次大会を開き、ブッシュ大統領にイラクからの撤退を求める決議を全会一致で採択した。

 同連合は150万人規模。

 ヨフィエ会長は「漲る気分は明確で圧倒的だ。アメリカのユダヤ人、そしてすべてのアメリカ人は、この戦争に深く批判的であり、政権に対して、いつ、いかなる形で兵士を帰国させるか聞きたいと思っている」との声明を発表した。

 〔大沼 注〕

 リベラルな在米ユダヤ人のなかで、イラク撤退の声がますます強まっている。

 イラク戦争は、イスラエル、そして米国内でのユダヤ人タカ派勢力による、イスラエル周辺国の無力化戦略の「青写真」をもとに、「中東へのデモクラシーの輸出」を「大義=口実」として、米国の2つの影の権力、軍産複合体と石油ロビーが手を組んで仕組んだ戦略資源確保戦争である……これが筆者の偽らざる「推測」であり、世界の「常識」だ。

 そうした戦争を支える柱のひとつ、「イスラエル防衛」に対し、在米のユダヤ人の間で批判が高まっている。
 これはおさえておきたいポイントだ。

 この点に関して思い出さざるを得ないのは、2002年10月25日、ミネソタ州北部の空港で起きた、ポール・ウェルストーン上院議員専用機の着陸失敗「事故」である。

 コックピットにパイロットを2人をおきながら、なぜ、専用機は墜落したのか? 
 
 ウェルストーン議員(民主党)は、リベラルなユダヤ人で、ブッシュ政権(共和党)の動きに警戒感を示していた。

 そして、そのときの米連邦議会は、1議席差で民主党の優位。

 その貴重な「1票」が、ウェルストーン議員の突然の「死」によって失われた。

 イラク戦争開戦に向かう動きのなかで、貴重な歯止めが消えてしまった……

 「事故」原因の再調査が望まれる。
 

 

Posted by 大沼安史 at 11:59 午前 |

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