〔コラム 机の上の空〕 低学力の「神の国」に、舟、いまだ来たらず
中国が有人宇宙船「神舟6号」の打ち上げに成功した。天空に飛び立った2人の宇宙飛行士の無事の帰還を祈ろう。
「神舟」、神の舟。ネーミングもいい。神の舟に乗って、飛翔する、2人の中国人。宇宙服姿の写真を見て、孫悟空を連想した。
アジア発の有人宇宙飛行。まさに快挙である。
中国の科学技術の精華を見る思いがする。
もともと中国は古来、科学が発達した国だった。火薬がその格好の例である。
「神舟」打ち上げ成功は、新たなる中国文明の夜明けを告げる歴史的出来事といえるかも知れない。
それに比べて、わが日本は情けない。
恰幅のいい総理大臣が「日本は神の国」だ、なんて言って威張っていたのに、有人の舟を空に飛ばすことさえできない。
文部科学省所管の「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)が、豪州の実験場から「小型超音速実験機」なるものを打ち上げて、喜んでいるありさま。
レベルが違いすぎる。
責任官庁たる文科省は、いったい何をしているのだろう。莫大な税金を使っているのだから、少しは責任を感じてもらいたいものだ。
そう、有人飛行船打ち上げレースに遅れを取ったのは、あなたがたの力不足のせいだ。
あなたがたの言葉を使えば、「学力不足」。
もっと端的に言えば「低学力」。
有人宇宙船を開発するだけの、知的・技術的レベルに達していない。
子どもたちの「低学力」ばかり問題にしないで、自分たちの無能ぶりを少しは反省してもらいたいものだ。
米航空宇宙局(NASA)のHPを見たら、「神舟6号」の打ち上げ成功を喜ぶ、グリフィン長官の声明が発表されていた。
「中国は人類の宇宙飛行を可能とした、いくつかのエリートの国の仲間であることを立証した」と。
日本のJAXAのHPにも、文科省のHPにも、13日の午前9時時点で、「神舟」打ち上げ成功に関する声明は載っていない。
「低学力」の「神の国」に舟がなくても、礼儀くらいは欲しかった。
米航空宇宙局のコメントは ⇒
http://www.nasa.gov/home/hqnews/2005/oct/HQ_05343_Griffin_China_statement.txt
Posted by 大沼安史 at 10:19 午前 3.コラム机の上の空 | Permalink

















