同時多発テロ 米連邦航空局 3年前に警告受ける
9・11同時多発テロの3年前、1998年の時点ですでに、連邦政府機関のFAA(連邦航空局)の情報組織が、「民間航空機をハイジャックして、米国内のランドマークに体当たりする」可能性があることを把握し、報告書にまとめて警告していたことがわかった。
ニューヨーク・タイムズ紙が9月14日に報じた。
それによると、FAA情報組織は、翌99年にも警告を出していたが、結果的に生かされなかった。
FAAに対しては、2001年9月のテロ事件発生以前、1日あたり、実に200件もの「可能性のある脅威」情報が、米政府の他の情報機関から寄せられていたことも確認された。
他の情報機関からのハイジャックに対する文書による警告も52件に達していた。
こうした新事実は、「9・11調査委員会」が、この13日に連邦政府が「連邦アーカイブ」のウェブサイトで部分的に開示した、FAAに関する記録を分析して突き止めたもの。
同委員会の中心メンバーであるトーマス・キーン氏らは声明を発表、「すべての記録が開示されるべきだ」と述べた。
(大沼・注)「9・11」が突発的なものではなく、事前に予想されながら、みすみす決行を許してしまったものであることが、これでますます明らかになった。真相は依然、闇の中。全面解明が待たれるところだ。
Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 | Permalink
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だが、エジプトにしてもインドネシアにしても、テロで実際に犠牲になったのは大部分がイスラム教徒であり現地の人間だった。 イギリスではイスラム教徒住民の立場を危うくした。 そこからようやく本腰を入れた批判の声も出るようになっている。 テロというものは未然に防ぐ..... 続きを読む
受信: 2005/10/29 0:35:13

















