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2005-09-14

同時多発テロ 米連邦航空局 3年前に警告受ける

 9・11同時多発テロの3年前、1998年の時点ですでに、連邦政府機関のFAA(連邦航空局)の情報組織が、「民間航空機をハイジャックして、米国内のランドマークに体当たりする」可能性があることを把握し、報告書にまとめて警告していたことがわかった。
 ニューヨーク・タイムズ紙が9月14日に報じた。
 それによると、FAA情報組織は、翌99年にも警告を出していたが、結果的に生かされなかった。
 FAAに対しては、2001年9月のテロ事件発生以前、1日あたり、実に200件もの「可能性のある脅威」情報が、米政府の他の情報機関から寄せられていたことも確認された。
 他の情報機関からのハイジャックに対する文書による警告も52件に達していた。
 こうした新事実は、「9・11調査委員会」が、この13日に連邦政府が「連邦アーカイブ」のウェブサイトで部分的に開示した、FAAに関する記録を分析して突き止めたもの。
 同委員会の中心メンバーであるトーマス・キーン氏らは声明を発表、「すべての記録が開示されるべきだ」と述べた。

 (大沼・注)「9・11」が突発的なものではなく、事前に予想されながら、みすみす決行を許してしまったものであることが、これでますます明らかになった。真相は依然、闇の中。全面解明が待たれるところだ。
 
   

Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 |

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