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2005-09-16

米中、関係改善へ カーライル・グループが中国に投資

 米国の保守富裕層とつながる「カーライル・グループ」が、中国に4億ドルもの巨額投資をすることが明らかになった。
 英フィナンシャル・タイムズ紙や米ウォールストリート・ジャーナル紙がこのほど報じた。
 グループの投資先は、上海に本拠をおく「チャイナ・パシフィック生命保険」。
 同生保は中国の国営企業で、取締役会が株式の25%をブループに売却することに合意した。
 グループはパートナーである米保険会社の「プルーデンシャル」とともに、最大49%までの株式を取得することも可能となった。

 「カーライル」が中国に巨額の投資をすることを決めた意味は、単なるディールの域を超えて、大きな政治的な意味を持つものとみられる。
 周知のように「カーライル」は、米共和党のブッシュ一族をはじめ、米保守富裕層と密接な関係を持っており、2001年の「9・11」事件をめぐっては、サウジ王家との関係や、サウジのビンラディン一族とのつながりも取りざたされた。
 こうした投資グループが中国に本格的に進出することは、現在のブッシュ政権の対中国政策を反映、もしくは決定するものであり、この点からも今後の米中関係は、さまざまな軋轢をはらみながらも、基調として友好的なものになることは間違のないところだ。

 米中急接近のなかで、日本の対中外交の在り方が問われる事態になっている。
 

Posted by 大沼安史 at 03:02 午後 |

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