« 24日から、ワシントンでイラク反戦行動 「10万人を超える」と主催者が予測 26日にはホワイトハウスを“包囲” | トップページ | イラク帰り、28歳の米兵が良心的兵役拒否を決意するまで »

2005-09-24

イラクの母も知る「平和の母」

 反戦運動を続けるアメリカの「平和の母」シンディー・シーハンさんのことを、ふつうのイラクの人々が、実によく知っているのだそうだ。

  米紙ロサンゼルス・タイムズのバグダッド特派員、ボルゾウ・ダラガイ氏が、そう報じている(9月22日付け)。

 アルジャジーラ、アルアラビーヤなどの衛星放送を受信して録画したビデオが、受信設備を持たない貧しい人々の間にも出回っているという。

 ダラガイ特派員は、ことし4月のバグダッド・サドルシティーの戦いで、戦死したシーア派武装勢力の若者、マジッドさん(28歳)の母親に、シンディーさんのことをどう思うか、聞いた。

 4月のサドルシティーの戦いは、シンディーさんの息子のケイシーさんの命も奪った。

 52歳になる母親のカーラフさんは、こう語っている。

 「もちろん、彼女もひとりの母親。わたしたちと同じように悲しんでいる。そう、彼女も悲しんでいる」
 「彼女はイラクからの引き揚げを望んでいるだけ。それはわたしたちと同じ……」

 反米的な立場のイラクの日刊紙、「アザマン」のコラムニストは、シーハンさんのことを、こう称えているそうだ。

 「彼女は持てるすべての力と母性を振り絞り、世界で最強の大統領に立ち向かって、言いたいことを言い切っている」

 「平和の母」の思いは、敵味方を超えて普遍的であり、それはわれわれ日本人の胸にも強く響く。
 

Posted by 大沼安史 at 09:39 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イラクの母も知る「平和の母」: