イラクの母も知る「平和の母」
反戦運動を続けるアメリカの「平和の母」シンディー・シーハンさんのことを、ふつうのイラクの人々が、実によく知っているのだそうだ。
米紙ロサンゼルス・タイムズのバグダッド特派員、ボルゾウ・ダラガイ氏が、そう報じている(9月22日付け)。
アルジャジーラ、アルアラビーヤなどの衛星放送を受信して録画したビデオが、受信設備を持たない貧しい人々の間にも出回っているという。
ダラガイ特派員は、ことし4月のバグダッド・サドルシティーの戦いで、戦死したシーア派武装勢力の若者、マジッドさん(28歳)の母親に、シンディーさんのことをどう思うか、聞いた。
4月のサドルシティーの戦いは、シンディーさんの息子のケイシーさんの命も奪った。
52歳になる母親のカーラフさんは、こう語っている。
「もちろん、彼女もひとりの母親。わたしたちと同じように悲しんでいる。そう、彼女も悲しんでいる」
「彼女はイラクからの引き揚げを望んでいるだけ。それはわたしたちと同じ……」
反米的な立場のイラクの日刊紙、「アザマン」のコラムニストは、シーハンさんのことを、こう称えているそうだ。
「彼女は持てるすべての力と母性を振り絞り、世界で最強の大統領に立ち向かって、言いたいことを言い切っている」
「平和の母」の思いは、敵味方を超えて普遍的であり、それはわれわれ日本人の胸にも強く響く。
Posted by 大沼安史 at 09:39 午前 | Permalink

















